• 民主党の参議院議員に問う

    民主党の参議院議員に問う

    • 審議しない国会でいいのか
    •  国会の機能不全が続いている。昨年の臨時国会は自衛隊のインド洋派遣、今年の通常国会は揮発油税の暫定税率に与野党で大きな対立点があったが、いまの臨時国会に重大な争点があるとは思えない。補正予算や自衛隊の派遣法案が衆議院でスムーズに採決されたことがその証左である。ところが、一転、参議院では全く審議されないまま時間が経過する状況が続いている。参議院では多数党の民主党が議論のイニシアティブを握っているが、参議院の運営の一切を指揮しているのは衆議院議員のように感じるのだ。政府・与党は1月5日に通常国会を召集するとしているが、民主党は「参議院では一切審議しない」と表明した。現在の国会の状況は小学校の学級会に劣る。総選挙を意識した衆議院の対立をそのまま参議院に持ち込んで、国民生活不在のパフォーマンスに終始している。法治国家において法律を制定する権限こそが国権の行使であり、与野党を問わず、議員一人一人に国民から付託された責務なのだが、その自覚が感じられないのである。テレビの討論番組からバラエティにまで議員が出演し、トークバトルを演出しているが、場外ではなく国会の場で議論をしてもらいたい。ソニーやホンダに続いて、ついにトヨタまで3月期の決算が赤字との状況は「未曾有の国難」で、あらゆる政策出動が必要だ。平時なら「官僚まかせ」でもやって行けるだろう。しかし、今、国難に臨んで、政治家が指揮しなくて誰が国を導くことができるだろうか。民主党の参議院議員各位に問う。「君に志の在りやなしや」と。
    • 掲載日: 2008年12月23日

 



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