• 衆参のねじれが解消し国政は安定期に向かう

    衆参のねじれが解消し国政は安定期に向かう

    • しかし国政を前進させるためには民主党の再建が不可欠
    •  第23回参院選が7月21日、投開票されました。自民党は改選34議席から倍増の65議席を確保し、政権与党の公明党とあわせて参院の過半数を得ましたが、民主党は改選44議席から17議席と惨敗し、共産党と日本維新の会、みんなの党が改選議席を増加させました。今回の参院選は、昨年12月に発足した第2次安倍政権が迎える初めての審判で、政権与党の勝利は、安倍首相の進める経済政策が支持されたかたちとなりました。
       今回、民主党は衆院選に続いて地滑り的な大敗を喫し、特に、比例の得票を6年前の2300万票から713万票に減らし、公明党を下回ったことは8カ月前まで政権与党の座にあったことがウソのようです。候補者を立てた19の1人区で全敗、自民党と議席を分け合ってきた複数区も他の野党に侵食され、東京では現職が落選、初めて首都で改選議席を失い、小沢氏が率いる生活の党は議席の確保すらできないなど、4年前の政権交代を演出した面々の落日を象徴する事態です。
      参議院選挙の結果、安倍首相の政権基盤は著しく強化され、日本の政治は安定期を迎えることとなります。小生はこの6年間の国政の有様を「政権ごっこ」と評してきましたが、向こう3年間、余程のことがない限り国政選挙はありません。少子高齢化の進行で著しく歪んだ年金、医療、介護、子育ての社会保障制度や一極集中の是正、公務員制度改革、財政再建など、ようやく、機能不全に陥っている日本の社会システム全般の作りかえに取り組む機会が到来し、国政が進展する環境ができました。
       政権を担う与党が改革案を示し、国会で法制化が提案され、野党が問題点を徹底的に洗い出し、指摘することによって議論が深まり、「より良い」制度改革ができると思います。自民党が党勢を回復した大きな要因は、下野した期間を支えた強固な地方組織の存在であり、衆参で多数を得たからと言って「中央集権」の権力構造に復した場合には、対立軸の中心となる民主党の復活が日本の政治を前進させるために不可欠です。投票率の低下は「選びたい」という候補や政党の欠如にも因があり、選挙結果をうけて、国、地方を問わず政にあたる身の切磋琢磨の必要を改めて感じています。

    • 掲載日: 2013年7月22日

 



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