• 戦いは五分の勝利をもって上となし

    • 武田信玄の『甲陽軍鑑』に学ぶこと
    • 衆議院総選挙が終わりました。開票結果はマスコミの予測報道の通り、自民、公明の与党が改選議席を守り、野党は立憲民主党が躍進し、希望や共産、維新が改選議席を大きく減らしました。戦国時代の武将である武田信玄の戦略・戦術を記した軍学書である『甲陽軍鑑』に「戦いは五分の勝利をもって上となし、七分を中となし、十分をもって下となす。五分は励みを生じ、七分は怠りを生じ、十分は驕りを生ず。」とあります。自民党の政権復帰後は一強と言われる政治状況が続き、政権のおごり・ゆるみから、閣僚の失言や議員の失態、不誠実な国会対応などが内閣の支持を低下させ、自民党は都知事選に続いて都議選でも大敗しました。安倍首相は、内閣改造や党役員の刷新、政策の見直しなど、土俵際で体制を立て直したのに対し、裏付けのないフワッとした期待を過信した希望の党は失速、小池党首の求心力は大きく低下し、足許の都民の支持が遠のく、言わば、遠心力が働きかねない観さえあります。前回の選挙で一敗地にまみれ、捲土重来を期していた民進党の元職は足腰の強さを持った候補者が多く、受け皿となった立憲民主党が勝利したのは当然で、比例の投票結果で希望の党にかなりの票が投じられていることを考えると、当落は日常の運動量の差が反映されたものと思います。今回の選挙結果は、国会で「憲法の改正」が本格的に議論される土壌が整ったということであり、国防にあたる自衛隊の役割をきちんと定めることや衆参両院や地方自治のありかたについて選挙制度も含め、徹底した論議を期待したいと思います。特別国会で首班指名が確実となった安倍首相には、丁寧な政権運営と一方では少子高齢化によって大きく劣化している社会システムの作り替えを大胆に進めてもらいたいものです。また、島根県の2選挙区から当選された細田博之、竹下亘の両議員と中国比例区で当選された齋藤鉄夫、三浦靖、亀井亜紀子の各議員の国政でのご活躍を祈念するところです。
    • 掲載日: 2017年10月23日

 



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