• 国旗・国歌への敬意

    • 教育現場で一般常識を欠く行為を許容してはならない
    •  大阪で、卒業式や入学式での国歌君が代の起立斉唱をめぐり再任用を拒まれたとして、大阪府立高校の元教諭が2月23日、大阪地裁に大阪府に対し損害賠償を求める訴訟を起こしたと報道されている。過去、東京都で同様の裁判があり、「卒業式、国際スポーツ競技の開会式などの種々の行事や式典において国旗の掲揚や国歌が演奏される際、一般の人々の対応は、ごく自然に国旗や国歌に対する敬意の表明を示しており、国際社会においては、他国の国旗、国歌に対する敬意の表明は国際常識、国際マナーとされている。他の国の国旗、国歌に対して敬意をもって接するという国際常識を身に付けるためにも、まず自分の国の国旗、国歌に対する敬意が必要で、学校教育においてかかる点についての配慮がされることは当然であり、重要な機会である学校行事において、教員が起立斉唱行為を拒否する行動をとることは教員としての職務に抵触する。」とした高裁判決が確定しているが、開催中の平昌オリンピックでも明らかなように、国旗・国歌に対する態度は世界中に共通するものである。ところで、倫理と聞くと哲学的でとても難しいものというイメージを持つが、倫理とは、社会生活を送る上での一般的な決まりごとである。道徳は個人や家族などの小集団の規範とされるが、倫理は個人から社会に至るまでより広範に用いられることが多い。また、法律が社会秩序維持するために権力による強制を伴う社会規範とされるのに対し、倫理は人として守り行うべき自律、良心である。学校教育で道徳が義務化されたが、道徳は日常生活における行動の基準にはなっても、特定の場の判断基準にはなり得ず、社会生活を営む上で倫理観を磨くことは極めて大事である。そうした意味からも、教育の場で児童・生徒を指導する立場である教員の一般常識を欠く行為が許容されないのは当然である。
    • 掲載日: 2018年2月24日

 



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