「赤字国債は心配ありません」は本当ですか

    • 投稿者:石橋 保
    •  昨日のテレビ討論で、民主党の海江田万里議員は「赤字国債と建設国債は本質は同じで、区別して考える必要はない。赤字国債の増加はダメという議論はあまり意味がない。」と言っておられました。自民党政権で800兆円もの国債を発行しておいて、何をいまさらということだと思います。しかし、冗談ではありません。民主党は、自民党が「景気対策だ」「地方整備だ」「福祉だ」などと財政規律を無視して膨大な放漫財政を続けてきたことを批判して選挙に勝利したのであり、事実、自分も支持しました。それが、わずか1月たらずで、赤字国債の発行など容認できるわけないじゃありませんか。マニフェストの実現のためには、本年度予算や来年度予算を徹底して見直しし、スクラップアンドビルドで組み替えすることを求めているのであり、赤字国債の増発や増税をするのであれば、直ちに解散して、もう一度国民に信を問うべだと思います。また、民主党の財政金融政策アドバイザーである榊原英資早稲田大学教授は「日本の国債は日銀引き受けで対応可能であり、景気の刺激は、施設整備などの投資支援よりも、こども手当や所得保障などの直接給付が即応性が高い」とも語っており、園山県議の意見とは真っ向から異なるもので、とても興味深く感じました。
    • 投稿日: 2009年10月17日
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  • 急いては事をし損ずる

    • 投稿者:園山 繁
    •  自民党政権は行き詰まった現行の社会システムを変革せず「暫定的な継続」をズルズル延長してきました。赤字国債は予期せざる経済変動などによって当初見込みの税収が確保できずに歳入欠陥を生じたときまたは生じるおそれがあるときに「緊急避難的に」発行すべきものですが、平成初年の一時期を除いて、昭和50年から30年以上に亘って、当初予算に赤字国債の発行が盛り込まれており、経済の成熟と少子高齢化による年金、医療などの福祉給付の激増のなかで日本は新しい社会システムの制度設計が求められているのです。
       民主党が掲げる「コンクリートから人へ」とのコンセプトは、生産振興などの間接給付から生活支援などへの直接給付へ転換させるという考え方ですが、制度を安定的かつ継続的に実施するためには裏付けとなる財源を確保することが不可欠であることは言うまでもありません。
       政権交代は「変革してほしい」という国民の声ではありますが、「急いては事をし損ずる」のことわざもあり、鳩山内閣は、まずきちんとした制度設計を示してから、新しいことに着手しないと、すべてがお釈迦になるおそれが強いと思います。

 


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