慰安婦問題に対する河野談話

    • 投稿者:一県民
    •  県議会で慰安婦の問題が討議され、河野談話を是とされたように聞きました。県議会に提出された請願内容には自民党本部の見解とは異なる見解が書かれているとの報道がされていますが、どんな経緯で慰安婦問題が取り上げられたのか教えて下さい。
    • 投稿日: 2013年6月27日
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  • 「後世に伝えるべき事実である」と判断しました

    • 投稿者:園山 繁
    •  6月定例県議会に提出された請願の本文には「日本政府が旧日本軍の関与を認めて韓国に謝罪した」などと、事実に反する記述がありました。河野談話では、慰安所は当時の軍当局の要請により設営されたもので、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与したとし、慰安婦の募集は、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったとしながらも、本人たちの意思に反して集められた事例や官憲等が直接これに加担したこともあったと述べていますが、第1次安倍内閣は2007年3月、「軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった」との答弁書を閣議決定しています。
       今回、自民党議員連盟は、請願の提出者や紹介議員に対して、事実の誤認を正した上で、旧日本軍の慰安所問題は、日本に公娼制度いわゆる事業としての芸娼業が存在し、結果として、女性の尊厳を冒涜する事実として強い批判がされる事案であることを鑑みれば、歴史教育や人権教育の中で正しく後世に伝えるべき事実であるとする河野談話の思いは理解できると判断しました。
       韓国などから従軍慰安婦問題として糾弾されている事象は、事実かどうかを含めて曖昧にされたままで、日本が諸外国から批判されている事態はとても残念なことであります。日本の近現代史をきちんと検証し、事実を歴史教育の中で正しく後世に伝えることは、外国からの一方的な批判や誤った歴史認識に対し反論できる根拠となるものであり、竹島問題に取り組む島根県議会だからこそ、その重要性について意見書として国会および政府関係機関に送付したものです。

      (参考)
      慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話(全文)

       いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。
       今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
       なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。
       いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。
       われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。
       なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。(1993年8月4日)

 


 

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