平成25年の年頭にあたり、謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
皆さまにはお揃いで新しき年をお迎えのことと存じます。
昨年は、年の瀬の総選挙により3年3ヶ月ぶりに政権が交代し、第2次安倍内閣が誕生しました。新政権には何よりも経済の低迷から脱し、不安定な外交・防衛の態勢を立て直すことが求められておりますが、一方で少子高齢化によって年金、介護、医療などの福祉に係る財政コストが著しく増大し、従来の社会システムが機能不全となっていることに抜本的な改革を講ずる必要性があり、今夏の参院選で法律改正に必要な議席を確保できるかどうかが注目されるところです。
島根県は、昨年、古事記編纂1300年とする「神話のふるさと事業」を展開しましたが、いよいよ、本年、出雲大社大遷宮を迎えることとなり、「古から連綿と続く営みの蓄積が実感できる」という島根県の特徴を際だたせる機会となるだけに、全国に向けた強いメッセージの発信を期待したいと思います。